666声 月と田圃と靴音

2009年10月27日

因果は巡って、肩甲骨の下に居座っている。
先日、あれは土曜日だろうか、いつのまにか深酒してしまい、翌日起きたら二日酔い。
おまけに肩こり、肩甲骨の下に不快感。
その後、火曜日になった現在でも、微々たる不快感が残っている。
因果は更に巡る。
いや、因果などと言ったら関係ある人々が眉をひそめるかもしれないが、
私にとって因果な事は明白である。
これも先日、某氏たちと飲んでいて、どう話が転んだのか、
12月に開催されるマラソンに、私も出場する運びになってしまった。
私、マラソンが大の苦手である。
当日の走行距離は10km。
歩いたって歩けるか不安な距離である。
しかも連日の不摂生、運動不足により、ここ数年、体力は著しく減退している事と思う。
そんな心肺機能に不安を抱えた状態で出場し、私の身にもしもの事態が起こったらなら、
関係各位にご迷惑。
せめて、冗談で済むくらいに、走れる状態を作っておかねばならない。
「ひっ、ひっ、ふぅー」
とこの呼吸法で大丈夫なのかと思いつつ、足取りも縺れつつ、
先程、家の裏の田圃を走ってみた。
夜のジョギングなど、何年振りだろうか。
やはり、体力は想像以上に落ちていて、体が鉛の如くに感じる。
おまけに、箪笥にジャージの類が見当たらないので、一応セットアップだってんで、
ジーンズにジージャンで出発。
それが仇になって、汗を吸ったら重たいの何の。
突然の運動で、鼓動が乱れる心臓。
他所の家の番犬に吠えられた拍子に、口から飛び出して、
夜の田圃へ逃げて行ってしまうのではないかしら。
そんなこんなで、およそ15分のジョギングも終了。
風呂上がりの冷麦酒がさぞや美味いだろうと思ったのだが、
心肺機能を酷使した為か、喉の滑りが悪い。
興を失い、ジョギングの原動が一気に削がれた。