因果は巡って、肩甲骨の下に居座っている。
先日、あれは土曜日だろうか、いつのまにか深酒してしまい、翌日起きたら二日酔い。
おまけに肩こり、肩甲骨の下に不快感。
その後、火曜日になった現在でも、微々たる不快感が残っている。
因果は更に巡る。
いや、因果などと言ったら関係ある人々が眉をひそめるかもしれないが、
私にとって因果な事は明白である。
これも先日、某氏たちと飲んでいて、どう話が転んだのか、
12月に開催されるマラソンに、私も出場する運びになってしまった。
私、マラソンが大の苦手である。
当日の走行距離は10km。
歩いたって歩けるか不安な距離である。
しかも連日の不摂生、運動不足により、ここ数年、体力は著しく減退している事と思う。
そんな心肺機能に不安を抱えた状態で出場し、私の身にもしもの事態が起こったらなら、
関係各位にご迷惑。
せめて、冗談で済むくらいに、走れる状態を作っておかねばならない。
「ひっ、ひっ、ふぅー」
とこの呼吸法で大丈夫なのかと思いつつ、足取りも縺れつつ、
先程、家の裏の田圃を走ってみた。
夜のジョギングなど、何年振りだろうか。
やはり、体力は想像以上に落ちていて、体が鉛の如くに感じる。
おまけに、箪笥にジャージの類が見当たらないので、一応セットアップだってんで、
ジーンズにジージャンで出発。
それが仇になって、汗を吸ったら重たいの何の。
突然の運動で、鼓動が乱れる心臓。
他所の家の番犬に吠えられた拍子に、口から飛び出して、
夜の田圃へ逃げて行ってしまうのではないかしら。
そんなこんなで、およそ15分のジョギングも終了。
風呂上がりの冷麦酒がさぞや美味いだろうと思ったのだが、
心肺機能を酷使した為か、喉の滑りが悪い。
興を失い、ジョギングの原動が一気に削がれた。