687声 夜更けの俳句仕分け作業

2009年11月17日

政治家のセンセイ方は、行政刷新会議ってので、事業仕分けに躍起になっている。
と言うテレビニュースが、現在、私の部屋の14インチアナログ式テレビに流れている。
一方私の方も、マラソン練習を雨天中止とした為、俳句仕分けに没頭している。
これは、先日開催された「第11回ワルノリ俳句ing」の句。
結果の掲載予定は今週末なので、今の内からぼちぼち句を拾って書き始めている。
毎度の事であるが、夜更けに麦酒を飲みながら、
ミミズがのたくったかのごとき字が書いてある短冊を、仕分けている。
参加者の名誉の為に補足すれば、飲んでいるから手元が覚束ないだけで、
それでも、のたくり具合が一等尋常でないのが、私の短冊である。
今回は、古風な銭湯へ行く、と言うだけの単純かつ濃密な内容にも拘らず、
初参加者の方、2名に来て頂いた。
銭湯の入浴料が360円で、其処へ行く片道電車の乗車券が430円である。
つまりは、860円かけて銭湯へ入りに行った事になる。
860円の価値を道中に見出せたか否かは、私の知る由は無いが、
上毛電鉄と言う路線は、非常に稀有なローカル線であった。
その点を羅列して述べよ。
と言われたら、述べられない事も無いが、麦酒の泡を減らす様な野暮はしたくないので、
止めておく。
兎も角、群馬県にも面白いローカル線が残っているのだ。
仕分け作業で、目に止まった、参加者の句を一つ発表して終わる。
・何も無い何も無いけど落ち着くね
俳句にも川柳にもなっていないけれど、良い。
おそらく、大胡駅の駅舎を出た風景か、銭湯までの道のりか。
飾り気が無いけれど、人情に厚くてどこかほっとする、大胡の銭湯を連想させる。
こう言う句は、侘び住まいで独り背中を丸めて飲んでいる時に見ると、染みてくる。