691声 まにまにうとうと

2009年11月21日

からっ風。
吹きすさぶ日は、空が澄んで、赤城山の長い裾野まで、輪郭がはっきりと見える。
しかし、この音。
軒先で切れる風の音や、騒ぐ木々たちの音を聞いていると、
なんだか非常に行動意欲を削がれる。
机の前にいて、音楽を聴いて珈琲等を飲みながら、目の前の窓に広がる青空を眺めても、
いまいち興が乗らない。
ぼんやりと往時茫々とした記憶をもてあそんでいても、
粗ぶる風の音に、気が散らされる。
頬杖ついて、どうしたものかと考える。
考えてるまにまに、うとうと寝ている。