2009年12月20日
年々、急速に発展する高崎駅。 訪れる度、その進化の速度に驚く。 まるで植物の様に、枝を伸ばして実を付けている。 新幹線が、都会の養分を運んで来るからだろうか。 街も人も、時と共に流れる。 面影を留めず、変わって行く。 黄昏時間。 駅西口のデッキに出ると、 ベンチに独り。 暗い眼差しをした青年が、 ベンチに独り。 真冬の風。 氷点下の肌触りが、 どこか、 懐かしい感覚。 鼻水を啜りながら、 どこか、 懐かしい感覚。 ポケットに手を突っ込んで、 歩く。