3840声 酒の会

2017年05月14日

今日は2カ月に1度の酒の会。
1年前に始まって、今回で6回目となった。
今回の酒蔵の酒は酒単体でおいしい。
蔵元がそういう酒を目指しているのは、蔵から発信される情報で、ラベルで、雰囲気でわかる。
ところが私は酒は酒単体でおいしいかどうかより料理と一緒になっておいしいかどうかに興味がある。
まずそこが大事だと思っている。
なぜかというと、料理と一緒になっておいしいかどうか、ということは、ジャッジを遅らせることができるからである。
あるいは、ジャッジの多様性の可能性が広がるからである。
現代社会は簡単にジャッジしすぎである。
1人でなんて生きられないのだから、自分のジャッジには単体でのジャッジしかないという貧しさに気づくべきだと思っている。
単体で飲んでもそれほどでもない酒が、料理と合わさったときになぜかうまくなることがある。
それを発見したときに感動する。
それが人間だからである。