昨日から更に引き続き、堀澤の代筆。
お待たせいたしました。
師走の街。
私等は、対談会場の焼き肉屋から次の店へ流れて行きます。
前、後、2回に亘って掲載した「実録・鶴の対談」も今回で総まとめ。
明日からはまた、彼が毎日新たな頁を作って行く事でしょう。
では、対談を終えての、私のちょいとした感想を少しばかり。
よくですね、私も言われますけど、変わってる、って言いますよね。
これは何が変わってるのかというと、「優先順位」、なんですね。
それが世の中の大勢とちょっと違うと、「変わってる」、となる。
優先順位を明確にするには、周りに惑わされずに自分の中の欲求をすくい取る能力、
がないとできません。
この能力に、抜井諒一は長けてます。
だから彼の言葉には嘘が少ない。
自分に根ざした言葉でしゃべろうと努めているから。
もちろんその言葉に深い浅いがあるのも彼は知っていて、
これを掘り下げていくには時間が必要だということも知っているだろうけど、
2年やってきても難しさを痛感しているのだから、
毎日書くということは並大抵ではない。
要するに芸なんです。
いい芸がしたいんです。
「おぼろげ」だなんて言ってますけどね、
ほんもののおぼろげにたどり着くには、並大抵では無理なんだ。
そういうこともまた、彼は知っている。
若ぇくせに。
とにかく、これからも毎日、「鶴のひとこえ」を楽しみにしております。
それを読んで、「そういうあなたがいるから生きられる」、
という意識だって読者の中にはあるのですよ
■出演:クレインダンス
・堀澤宏之(ほりさわ・ひろゆき) = 日刊「鶴のひとこえ」前執筆者
・抜井諒一(ぬくい・りょういち) = 日刊「鶴のひとこえ」現執筆者