・シネマテークたかさきで「パンドラの匣」を観賞。
・一二三食堂で「ソースヒレカツ丼」を食事。
・藤守湯で一番風呂。
何だか三段落ちの如き、我が休日の過ごし方だが、
最後に赤提灯の暖簾をくぐれば、完成である。
今日は、その完成を待たずに、家路に着いてしまった。
生活雑事の羅列及び垂れ流し的日記風随筆形式。
早口言葉の様だが、平たく言えば、日報。
みたいな内容で更新する事が無いよう、心掛ける。
ってのが、私がこの日刊「鶴のひとこえ」を始めるにあたり、
自らに課した「執筆心得」である。
その執筆心得を遵守してきたつもりであるが、
本日此処に、高崎中心市街地での一つのコースを提案する意を込めて、羅列した。
上記の3つの施設。
いずれも、街の小さな、映画館と食堂と銭湯である。
しかしながら、いずれも、他の同業種と一線を画す点が垣間見える。
それは、「女性の支持」である。
まず、「シネマテークたかさき」。
ここは、市街地の小さなコミュニティシネマであるが、若い女性の独り客が多い。
今日も多く見受けられた。
私が観たのは太宰治原作のパンドラの匣であったので、
あるいは、太宰ファンの女性であるのかも知れない。
現代においても若い女性ファンを掴めるとは、などと、横道へ逸れる前に、次。
続いて、「一二三食堂」。
南銀座通りを城址の方へ一本、と言っても分かりづらいが、
ともかく、南銀座通りの裏である。
昭和3年から続く老舗食堂で、なんて私があえて説明するまでも無く、
雑誌や新聞に掲載された事がある有名店。
ネット検索すれば、情報に事欠かないだろう。
ここも、純和風の伝統的な食堂なのに、若いカップルや女性の独り客が多い。
しかも、その大半が、名物のソースカツ丼を食べて行くので、恐れ入る。
最後に、「藤守湯」。
ここは市街地からはちと離れている、大橋町に在る、銭湯。
本サイトのコンテンツ「とっておき探訪」に詳しい。
伝統的な横丁の風呂屋。
にも拘らず、ここでも、若い客を頻繁に見掛ける。
幼い息子娘と一緒に、家族で来店する若夫婦や、近くに高校があるだろうか、女学生たち。
浴室に、時折響き渡る嬌声は、相客にも程良い活気を与える。
この3店舗に共通するのは、所謂、「女性目線」を意識して経営していると言う事。
それがどう言う目線なのか、じっくりと述べたいのだが、丁度、時間となりました。