742声 女の目線を女は支持する

2010年01月11日

・シネマテークたかさきで「パンドラの匣」を観賞。
・一二三食堂で「ソースヒレカツ丼」を食事。
・藤守湯で一番風呂。
何だか三段落ちの如き、我が休日の過ごし方だが、
最後に赤提灯の暖簾をくぐれば、完成である。
今日は、その完成を待たずに、家路に着いてしまった。
生活雑事の羅列及び垂れ流し的日記風随筆形式。
早口言葉の様だが、平たく言えば、日報。
みたいな内容で更新する事が無いよう、心掛ける。
ってのが、私がこの日刊「鶴のひとこえ」を始めるにあたり、
自らに課した「執筆心得」である。
その執筆心得を遵守してきたつもりであるが、
本日此処に、高崎中心市街地での一つのコースを提案する意を込めて、羅列した。
上記の3つの施設。
いずれも、街の小さな、映画館と食堂と銭湯である。
しかしながら、いずれも、他の同業種と一線を画す点が垣間見える。
それは、「女性の支持」である。
まず、「シネマテークたかさき」。
ここは、市街地の小さなコミュニティシネマであるが、若い女性の独り客が多い。
今日も多く見受けられた。
私が観たのは太宰治原作のパンドラの匣であったので、
あるいは、太宰ファンの女性であるのかも知れない。
現代においても若い女性ファンを掴めるとは、などと、横道へ逸れる前に、次。
続いて、「一二三食堂」。
南銀座通りを城址の方へ一本、と言っても分かりづらいが、
ともかく、南銀座通りの裏である。
昭和3年から続く老舗食堂で、なんて私があえて説明するまでも無く、
雑誌や新聞に掲載された事がある有名店。
ネット検索すれば、情報に事欠かないだろう。
ここも、純和風の伝統的な食堂なのに、若いカップルや女性の独り客が多い。
しかも、その大半が、名物のソースカツ丼を食べて行くので、恐れ入る。
最後に、「藤守湯」。
ここは市街地からはちと離れている、大橋町に在る、銭湯。
本サイトのコンテンツ「とっておき探訪」に詳しい。
伝統的な横丁の風呂屋。
にも拘らず、ここでも、若い客を頻繁に見掛ける。
幼い息子娘と一緒に、家族で来店する若夫婦や、近くに高校があるだろうか、女学生たち。
浴室に、時折響き渡る嬌声は、相客にも程良い活気を与える。
この3店舗に共通するのは、所謂、「女性目線」を意識して経営していると言う事。
それがどう言う目線なのか、じっくりと述べたいのだが、丁度、時間となりました。