2017年06月15日
梅雨の晴れ間であった。 草木が一気に精彩を帯びて、煌いていた。 街にはサングラスやビーチサンダルが、 沢山闊歩しており、夏の匂いがした。 凡兆の句に〈市中は物のにほひや夏の月〉がある。 今日の梅雨の晴れ間は、なにかこう、むわっとして、 市中を通ると、アスファルトや鉄の匂いが立ち込めていた。