761声 元気に、力強く、湯が沸いていた

2010年01月30日

喉が痛くて、おまけに鼻水が出る。
こりゃ、完全に風邪の諸症状だが、それでも、行って来た。
病院、でなく銭湯へ、である。
ここ最近、銭湯の件、と言ってもおぼろげだが、この件は膨らませないで、進行する。
その件で連絡を取っている方からの情報で、「営業しているよ」と言うのである。
営業しているのは、高崎市街地に在る「本町支店湯」。
私はてっきり、休業もしくは廃業したと、誠に失礼ながら、そう思い込んでいた。
それには、理由がある。
私の携帯電話に、高崎駅から一番近い銭湯を紹介してくれとの旨が寄せられた時は、
この銭湯を紹介していた。
一番近くも無いが、駅から歩けない距離でもなく、何より、午後1時と言う、
市内では一番早い時間から営業している銭湯だったからだ。
その日も、知人から連絡があった。
確か、一昨年の金曜日、午後3時頃だと記憶している。
本町支店湯が、月曜定休とは、入浴へ行った際に確認していたので、
迷わずこの銭湯を推薦し、場所の詳細を伝えた。
数分経って、私の元に連絡が来た。
「やっていない」、と言うのである。
そんな筈は無いと思いつつも、近所の「浅草湯」を紹介し、事無きを得た。
後日、私も確認に行った、火、水、木曜日なのに、やっていない。
「これはとうとう…」などと憶測している内に、確信へと変わってしまった。
それが今日、私の憶測は憶測に過ぎなかった事を、確認できた。
午後6時、柳川町裏の路地裏に、しっかりと暖簾がたゆたっていた。
しっかりと、浴室には、南国砂浜のペンキ絵が、描かれてあった。
元気に、力強く、湯が沸いていた。
以前は、臨時休業だったのだろう。
銭湯営業だって、晴れのち曇り、曇りのち晴れ。
熱い湯に浸かったら、風邪など、彼方へ吹き飛んで行ってしまった。