3653声 PC先生

2017年11月12日

姪っ子は小学6年生。姉より「今学校でエクセル勉強してるらしいんだけど、教えてあげて」と電話があり、朝ぼーっとしているところにバタバタバタと姉、姪っ子2人が駆け込んで来た。

 

僕だってエクセルは売り上げ勘定で使う程度で詳しくはない。けど、「りんごやみかんが幾らで、表に値段を入れればあら不思議、合計金額も一瞬で出ます」というデータを作る程度なので、なんとか先生役を果たせたようだ。叔父バカだけど、あの年でキーボードのローマ字入力を迷いなく打てる姪は素晴らしい。今時代の小学校はそんなことを当たり前に教えているのだと思うけれど。

 

一通りが終わると、姉が僕のアイフォンを取り上げ、「アイフォンだと、LINEの写真機能で目を大きくしたりして写真が撮れるんだよー」とパシャパシャ撮影を始めた。こたつに一緒に入っていた母と姪っ子たちによる、目が大きくなって犬の耳や鼻がついた写真は奇妙だった。

 

そんなどの家庭にもあるようななんてことのないことが、僕にとってはごく希なことなので、そのキャッキャした場が微笑ましくも場違いな気がして、「役目は終わった。出てくる」と家を出た。