3659声 映画祭前

2017年11月18日

伊参スタジオ映画祭は、ボランティアによる実行委員会で運営されている。

 

もちろん、映画祭の運営資金は町に頼るところが大きく、事務局も中之条町役場内にあり担当職員もおり、映画祭当日も企画政策課総出で駐車場係などを率先してやってくださっている。町や、役場職員への感謝は尽きない。

 

けれど、どのような映画を上映するかを決めるのは実行委員会で、映画祭の準備や当日の受付・会場・アナウンスや司会・進行も実行委員会がつとめる。映画祭の本柱となった「シナリオ大賞」というシナリオコンペの1次審査では、スタッフ総出で全国から送られてくる250本を越えるシナリオを読み込む。

 

今日は1週間後の映画祭のために、会場となる体育館の入り口作りや(衝立やカーテンを使って光が入り込まないようにする)イス並べ、休憩場所となる校庭にビニールハウスのような屋根をつけた。毎年の光景である。

 

僕にとっての映画祭は、生活の一部となっている。ボランティアであっても意志は変わらない。でも実行委員会の面々は、映画好き、とは限らない。もてなすのが好きな人、誘われたからなんとなく入ってそのままな居着いた人、それぞれが映画祭にむけて頑張っている。

 

年をとればとるほど、自分の時間を使って何かをすること、がいかに大変かがわかるようになった。幼い子どもの面倒を見て、家族の協力も得て、遠くから通ってくれる女性スタッフもいる。ありがたい。

 

一人ではできないことが、みんなの力を集めることでできる。ということは、何て嬉しいことなんだろう。