3737声 知らない酒場

2018年02月05日

立春を一日過ぎたが、寒波の中にある。
このところ、句会続きである。
二日前の節分の日は、八千代市勝田台へ出かけた。
勝田駅を降りて、周辺を吟行した。
いろどりの乏しい時期だが、駅前商店街をそぞろに歩き、
道の辺に寒梅など見つけることができた。
商店街の裏通りを行くと、雰囲気のよろしい大衆酒場を見つけた。
寄りたいが、そのあとの句会のことを考えて、素通りした。
そのあとは、なんだかそわそわして、俳句が手につかない。
句会を終え、酒も入り、いい気分で最寄り駅へ帰って来た。
ふと、夕暮れ時に勝田台で見た大衆酒場を思い出し、
最寄り駅付近のめぼしい酒場へ入ろうかと思ったが、興がのらずにやめた。
知らない町の知らない酒場。
ローカル線の手ごろな地方都市ならば、なおさら良い。
そこに、大いなる魅力を感じる。