3767声 痛みと生きる

2018年03月07日

肩が痛いんだよね。

 

身近な人が毎日のようにそう言っていても、「大変だね」の一言で済ませていた。今思えば、それは自分がそうでなかったから。

 

2月はじめ、寝違えを起こして、首が痛いなと思っていたら、1・2日経って右肩が痛くなり、1・2日たって右肘まで痛くなり、マウスでワンクリックをする度に肩から肘に激痛が走った。寝ていても痛さで起きた。幸いにも手自体は動いたから、ビデオカメラを持って撮影することもできた。ただ、痛い。原因が良くわからない。

 

結果、紹介で前橋のやり手の治療院へ行き、「君ねこれはそもそも体全体が歪んでいて、腰を丸めるところから始まる症状だよ。コップの水が溢れるように、一定のレベルを超えたから一気に来たんだ」という、最もらしく、でもそうかなという感じの結果に落ち着いた。

 

その場でもバキバキ整体をしてもらい、それからは仕事にかまけて湿布で騙して放っておいたら、ひと月ほどで痛みは小さくなっていき、今は1日に数回痛みを思い出す程度。ただ、時々右手が震える。あまり続くようならまた病院へ行こうと思っている。

 

そのような経験をしたことがない人でも、歯の痛いなどで仕事でも何でも手につかないという経験くらいはしていると思う。「痛み」を伴った生活はつらく、痛みと共に生きることは想像し難い。一時、決定的な原因がわからない時に、「痛み 原因」で検索したら「24時間慢性的に全身に激痛が走る」という方のブログを見つけ読んだ。直視し難い現実があり、すごく当たり前で単純に、次のことを思った。

 

痛みがなく生活できることは、当たり前の事じゃない。