911声 狂と向き合う

2010年06月29日

夕立が盛んに降ってくれたおかけで、窓から弱く吹き込む夜風にも、
ひんやりと冷気を感じるようになった。
これで、今宵は連日の熱帯夜から、束の間の解放を得るだろう。
現在時刻は午後11時30分。
サッカー・ワールドカップ日本対パラグアイ戦の真っ最中なので、
今宵の閲覧者は著しく減っているのだろう。
我が部屋のテレビにも、それが映っており、試合は前半戦。
両者の一進一退の攻防が続いている。
8強進出なるか否か。
運命の試合を控えた今日は、日本列島全国的に、興に乗っていた。
その中で私は、「興」ではなく「狂」の事を考えていた。
「興に乗る」
大辞林を引くと、こう書いてある。
「おもしろさに心が浮かれて何かをする。興に乗ずる。」
では、「狂に乗る」とは、どういう事なのか。
辞書にその意は無い。
それならば、自ら「狂に乗る」と言う言葉を解釈し定義するしかない。
何故、そんな事を考えているのか。
それは、狂に乗ろうかと企んでいるからである。
その為、自らの「狂」と向き合っているのだ。
もう少し煮詰つまったら、その企画、「クレインダンス情報」に告知するつもり。
テレビのサッカー、今、短いホイッスルの音。
前半戦を、双方無得点で折り返し、賽はまた、後半戦に投げられる。