3966声 日置桜

2018年09月23日

日置桜の呑み切り会で鳥取へ。広島の竹鶴の時と違い、酵母や米の違いがわかりやすかった。50種類近くをティスティングして気がついたのは、口に入れた瞬間に酸を感じないものはきれいと感じやすく、けれども燗につけるのはわりと難しい、ということ。酸を感じるものの方が、燗するときに温め方に苦労しない。きれいな酒質とは、どこを切り取って判断するかでずいぶん変わる。口に入れた瞬間に老ね香があっても味が多く感じてもすっとキレていく酒は、きれいとは判断されにくいだろうなと思った。宿に移動して、夕方から杜氏による一つ一つの酒の説明、その後宴会となった。料理は和食だから合うかと思ったが、日置桜は一緒に食べる料理を選ぶんだという印象だった。