936声 狂気のストライキ

2010年07月24日

昨夜は、酔っ払って帰宅して、何だかもう雪崩式に寝てしまった。
と言う事が、おぼろがながら分かったのは、今朝起床した際に、
足の先が冷えていたから。
その原因は、クーラーのつけっ放し、である。
寝床から這い出して、クーラーのリモコンを探していると、
宿酔いが、こめかみの辺りでやかましくデモ行進を始める。
夏日の最中、これには閉口して、洗面台を抱きかかえながら、蛇口の水をがぶ飲み。
なんとかこれで、昨夜の事は水に流してしまおうと言う、算段。
当然ながら、その算段も四段目には足を踏み外し、
我が体内の労働組合はストライキを決行。
ストライキの最中、思い出した仕事が一つ。
知人宅のお引っ越し。
その援軍として、参上されたし。
と言う盟約を守るべく、ストライキをかいくぐって、部屋の外へ一歩。
押し寄せる熱波。
その暑さたるや、もはや狂気の沙汰である。
丁度、部屋に映るテレビニュースは、都内では4日連続の猛暑日を観測と言う報道。
今年の日本列島は、近年稀に見る、記録的猛暑らしい。
人口冷気に慣れ惰弱になった体に、鞭打ち気力も無く。
食欲も無く、もはや、外へ出て行動する意欲すら無く。
泣く泣く部屋のドアを閉め、クーラーのリモコンを押してしまう。