986声 茨城の銭湯へ出発

2010年09月12日

遂に、足を踏み入れてしまった。
茨城県へ、である。
今日訪れたのは、茨城県古河市。
その場所は、群馬県の鶴舞う形のくちばし部分にある、板倉町の先。
隣接こそしていないものの、渡良瀬遊水地を挟んだ、直ぐ向こう側である。
高崎市からは、一般道でおよそ2時間。
自宅からの距離は、往復150km程度だった。
目指すは、勿論、銭湯。
古河市には、古河駅程近くに1軒、伝統的な銭湯が営業しているのみ。
その名を、「古河浴場」と言う。
古河市内は城下町の面影を残す、古風な景観が残る街並み。
その街並みに調和する事なく、都会的なビル型銭湯だった。
しかし、褪せた暖簾の先には、創業50数年を経た情緒が残されている。
その純度は高い。
番台の親父さんに伺うと、過去、古河市内だけで、
9軒の銭湯がひしめき合っていたらしい。
古河城下が如何に繁栄していたか、の証拠である。
現在は、古河浴場1軒のみの灯火となってしまったが、
早い時間からお客さんが絶えない状況を見て、少し安心した。
今回、初めて出逢った物がある。
それは、浴室内に設置されている、ひとつの蛇口。
それも、公園の水飲み場に有る様な、噴水型の蛇口なのである。
これで、のどが乾いたら水を飲めるので、脱水症状防止になる。
茨城の銭湯。
何か、オモシロい事になって来そうな予感がする。
【天候】
晴れなれど雲多し。
残暑、甚だ蒸し暑し。