4199声 いなくなるなら身体ごと

2019年05月15日

メニューを作ってザブンへ酒を運ぶ。サーバーの酵母臭が強いので、酵素剤で洗浄をする。シンキチに戻って瓶詰めを30本。ジョギングをして、昼飯。千晶ちゃんの弁当。おいしい。最近ネットニュースで談志師匠の記事が多い。その死に際、最期の様子。談志師匠の最期は、家族だけに看取られて逝ったらしい。弟子たちが知ったのは、荼毘にふされて2日後のこと。唯一知っていたのは、最後の弟子の談吉のみ。いくら人気の落語家といえど、弟子たちとのべつ顔を合わせるわけではない。遺言もなく、何もない。地方にいると、お悔やみ欄でバレてしまう。葬式も終わって、荼毘にふされてから世間に知られるくらいがちょうどいい。けれどもそれも、死に際に家族が近くにいなければかなわない。孤独死では、遺体が残る。死ぬのはいいが、身体が残るのが嫌である。身体ごと消えたい。