4244声 紫陽花の下

2019年06月29日

八千代市の知人宅で句会。
家事が思うように済ませず、
当初考えていた吟行の時間が大幅に減る。
小雨降る八千代駅前を三十分ほど歩いて、
どうにか十句ほど作った。
間に合わせのデッサンさえも甘い句を出すのは不甲斐ないが、
致し方なし。
通りかかった紫陽花の下の小暗がりを覗くと、
だんご虫やらわらじ虫やら小さな蟻やら何の虫やらが、
うじゃうじゃと蠢いていた。
紫陽花の静けさと言うのは、昆虫にとって安らぐ場所なのだろうか。
おぞましい光景であったが、虫たちがなんだかとても、
リラックスしているように見えた。