4260声 役者はそろった

2019年07月15日

先日、群馬きっての風来坊と話していて、彼が「高崎には誰がいて、前橋には誰がいて、館林には誰がいて・・プレイヤーが見えるから面白い」と話しているのを聞いて、なるほどそうだよなと思った。群馬に戻ってすでに15年以上が過ぎ(早い)、僕自身同じようなことを思っている。頻繁に会わなくても、SNSなどを通して「ああ、あの人相変わらずやってるな」と思い、なんとなく「同じ何か」も共有している気になって、仕事や飲みで会えば1~10でいうところの5以上から始められる、そんな人が幸せなことに複数人いる。

 

では、自分の足元、中之条町で考えた時はどうだろうか。野菜を作っているあの人がいる、牛を飼っているあの人がいる、石を彫っているあの人がいる、移住してきたアーティストがいる、一風変わった観光協会員がいる、四万温泉に顔が効く人がいる、イベントにも顔を出せる商売人がいる、わざわざ野反湖でフェスをやる人がいる、山の中で伝統工芸を続けている人がいる、政治の舞台で奮闘している人がいる・・いい感じの顔が次々に浮かぶ。僕が知らなかっただけもあるが、なんだ中之条町の中だけだって役者が揃っているじゃないかと思える。

 

ルミネでのイベントは、中之条町民が力を合わせるとこれくらいのことはできる、という試みだったとも言える。イベントを繰り返す必要はないが、何かあった時はお互いに関係し合い、「この町は暮らしがいがあるな」という人が一人でも増えたら嬉しいし、関係し合える一人になりたいと思っている。