1021声 島村の句会

2010年10月17日

伝統俳句。
その字面を見ているだけで、なんだか、居直らなければ。
と言う心持になる。
鍵括弧が付いていると、余計に威圧感がある。

俳句の吟行をしてきた。
「第87回群馬部会吟行句会」ってのが本日、
伊勢崎市は「島村渡船場」で開催された。
そこに私も、及ばずながら参加させてもらった。

嘱目7句。
って事は、島村渡船場、通称、「島村の渡し」をほっつき歩き、
7句作って提出する。
利根川の川面を眺めては、うなり。
背丈より高いすすき原の中へ分け入っては、うなり。
お茶飲んではうなり、おにぎり齧ってはうなり。
ってな状況下で、句を生みだして行く。
もっとも、玄人の方々は、さらりさらりと筆を走らせているのだけれど。

結果。
玄人の方々の洗練された写生句を前に、自らの句の邪念の多さ、と言うか、
雑味の多さと言うか、つまり「濁り」を改めて感じた。
濁りを取る為、毎日、もっと流さなくては。
とも感じた。
素竹さん曰く、最低、「3句から5句」。
たしかに、たしかに。

【天候】
終日、曇り。
午後より薄日射し、風も無く穏やかな一日。