4321声 連句

2019年09月14日

明日はワインのイベント。朝から準備。その合間に、会場の下見に行ってきた。11時には開いていると思ったがなかなか開かない。手持ち無沙汰で外の階段に座って、俳句を詠む。少し前から知り合いに誘われ連句をやっている。私の番を詠まねばならない。

01・夜の虫鳴き始めたら秋の風 堀
02・震える心照らせこの月 坂
03・褐色の肌噛む雨は戸を打ち 倉
04・線香の煙立たずに消える 堀
05・蚊の唸る浅い眠りにさすらう夜 坂
06・目をつむりて逃げ水踏んで 倉
07・定宿がほしいと思ったシストラム 堀
08・踊子の群れ目元涼しく 坂
09・暗き瀬の音に浮かびし女がひとり 倉
10・動き始めた汽車に飛び乗る 堀
11・お湯割りで幕が開き地球の夜更け 坂
12・街灯の音ふるえている 倉
13・深酒の眼鏡かけたら冬の月 堀

半年前くらいに初めてメガネを作り、時々かける。普段かけないメガネをかけると世界が明るくなる。先日酔ったときにメガネをかけてみたら、急に明るくなるにはなったが、世の中のダメっぷりばかりが目に飛び込んできた。そうすると自分も急に恥ずかしくなる。酔っているときにメガネをかけるのはやめようと思った。