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2019年11月14日

11/7/8/9の三日間、「第19回伊参スタジオ映画祭」が開催された。実行委員長として関わる映画祭は3年目だろうか。今回は、当映画祭がきっかけで映画化された『影踏み』の主演・山崎まさよしさんによるライブ付き上映や、今年中之条町で撮影された商業映画『まく子』『踊ってミタ』『僕はイエス様が嫌い』の上映(影踏みふくめ年にこれだけの数の商業映画が中之条町で撮影されたことはない)、そして当映画祭のメイン企画である映画シナリオを全国から公募し映画化させる「シナリオ大賞」の上映など、例年をはるかに上回る充実した内容だった。

 

1つだけ、度々書いていることだが、今年の映画祭で起きたことはパッと起きたわけではない。『影踏み』は、映画祭が行われるきっかけにもなった1996年の『月とキャベツ』があってのものだし、『月とキャベツ』もまたその直前に撮影された小栗康平監督『眠る男』があったから、中之条町で撮影された。逆を言えば『眠る男』という1つの映画がなければ今のもろもろはない。『眠る男』は大きな種だったのだ。

 

映画祭、来年はいよいよ第20回。どうなる?いや、どうする?