4251声 贅沢な初体験

2019年12月13日

大酒飲みの源蔵が討ち入りの前夜にそれとなく別れを告げようと兄の家訪れると兄は不在。居間にあった兄の羽織を相手に、持ってきた貧乏徳利を傾けて杯をあおってほのかに別れを告げるという話である。切ない場面であるが、なぜか松鯉師匠にかかると源蔵が人間臭くて愛らしく、悲しいというより微笑んでしまう。

とまぁ人間国宝と新進気鋭の天才講談師という贅沢な講談初体験。