赤城温泉御宿総本山には、糸井さんの呼びかけで高崎のギャラリーのご夫婦とご一緒した。ご夫婦でギャラリーをしつつ、奥さんは伝統工芸士としてブルーノ・タウトがデザイン指導したという竹皮編をされる方だった。この方がまぁ、酒が強い強い。
まるで水を飲むかのように(水だったら逆にそんな量飲めないのかもしれないが)すいすいと杯を明ける。そして終始、ケロリさらっと接し方が変わらない。カッコいいな、と思った。僕はもうわりと早々に手が止まり眠くなってしまった。
県内モノづくり作家を幾人か知っているが、総じてだいたい酒飲みである。緊張を強いられる手仕事は、夜ごとに酒によってリセットされる必要があるのだろうか・・いや、たまたまかな。