4604声 旅をするorしない

2020年11月27日

ルミネ、といえば知らない人は少ないデパートであり大企業というイメージもある。そのルミネが、簡単に言うと「これからは地方とつながることが必要」という指針を掲げ「旅ルミネ」という事業を展開している。昨年はその一環として中之条特集が組まれ、僕も他の町民と共に映画祭のPRのために新宿のルミネ0へ行き催事に加わった。

 

しかし今年このコロナ禍である。何もできないかなと思っていたらルミネの熱血担当Yさんから「リモートによる旅をします」という提案があった。中之条町観光協会の原沢さんが中心となり、僕もそのリモート旅がどんな風なら魅力的になるか、微力ながらお手伝いをすることになった。(そして、そのリモート中継のメインカメラマンもつとめることとなった)

 

勉強になることが多かった。まずやはりルミネ、広告の打ち方がかっこよくて、強い。「中之条在住のアーティストたちが、自分の目線で中之条を案内する旅」という切り口もルミネ側による提案だったが、それがあっという間にパッケージとして告知された。そして何よりルミネという大手企業がこのようなある意味ミニマムな旅・事業を本気でやっている、ということに今時代性も感じた。撮影する側だったので、PC越しに中之条町のあれこれを見た人がどう思ったのかはまだ一部しか聞けていないのだが、概ね好評で、なにより関わった中之条サイドのアーティスト、農家、商店、学生などが楽しそうだったのが印象的だった。こういう事は、一方が摩耗するだけだと続かないからね。町内外のこの関係がまだ続くことを願っている。