4646声 俳句ing

2021年01月05日

昨日は午前中は今日の仕込みの準備をして、昼前から中之条へ。正月恒例の俳句ingである。俳句とハイキングを掛けているわけだが、こういうのも恥ずかしくなる年齢となった。今回は事情あり、岡安さんと私だけになりそうだったが、高崎から坂口さんが初参加となった。吾妻線に揺られて高崎から中之条へ。そこからバスに乗り換えて四万温泉へと向かう。毎年正月に開催しているが、毎年天気がいい。今年も快晴で、風もなく穏やかな一日だった。前日までの慌ただしさからの開放感からか、電車に揺られているだけで意識が遠のく。まだ松の内だというのに、温泉街は閑散としていた。わしの屋酒店で四万温泉エールをいただいて、高台の八幡さまでお参り、男三人、おじさんが三人で、澄み切った空気の温泉街を歩いた。ただそれだけで気持ちがいい。温泉街を少し下り、予約しておいた老舗の寿司屋に入る。だるまストーブがちりちりと鳴いて迎えてくれた。店の中は昔ながらの町寿司の風情である。板場に立つご主人は、来月81歳になるという。それを聞いて背筋が伸びた。熱燗をやりながら、熟練の握りをいただく。たくわんに白菜漬けが箸休め。こういうのを喜々として書くんだから、もうますます、おじさんだ。おいしかったな。その後日帰り湯に入って、2度目の意識不明、撃沈。そりゃ疲れてるよねぇ。でも終始、気持ちのいい小旅行だった。日が変わって今日は仕込み。早朝からどうにか日が傾くまでには終わった。