4795声 大関照ノ富士

2021年05月25日

照ノ富士が二場所連続四回目の幕内優勝をした。貴闘力の暴露You Tubeを見すぎているせいで、相撲を見るとすっかり斜に構えるようになってしまったが、14日目の遠藤との一番、千秋楽の貴景勝との優勝決定戦は、緊迫感と必死さ、最後まで諦めない強い気持ちが出ていて、感動した。やっぱり相撲は素晴らしい。照ノ富士は雄弁ではない。けれども自分の言葉で喋るから、心に残る。優勝インタビューで、「最後まで自分の力を絞りました。胸を張って歩きたい」と言っていた。わざわざ胸を張って歩きたい、と言葉にする時の気持ちいくばくか。異国で勝負の世界でやってきて、白鵬や朝青龍とはまた違う健気さがある。来場所は綱取り。「今まで通りやっても駄目だと思うんで、これ以上頑張ります」少しは見習わないといけない。