今日の午後、群馬県昭和村で、67歳の男性が、山で竹の下見をしていると、
突如として出現した熊に襲われた。
と言う報道を、先程インターネットニュースで読んだ。
今年は、全国的に熊の被害件数が多く、群馬県でも既に8件の被害がある。
10月に入ってからは、朝刊の紙面に掲載されて無い日は無い、
と言うくらい、全国で号令でもかけた如くに、人里に熊が出没している。
その一因は、今夏の猛暑。
その影響によって、山では「ナラ枯れ」ってな現象が起こっているらしい。
これによって、熊の餌であるドングリなどの木の実が減少し、
餌を求めて人里へ降りて来ざるを得なくなった、と言うのだ。
人里へ降りて来た良いが、運悪くに射殺される熊もいる。
運が悪いのは熊ばかりでなくて、遭遇し、なおかつ熊に攻撃された人も、である。
一因は猛暑だが、その根底にあるのは、人間の自然破壊ではなかろうか。
私も生活の中で、今年の秋は、道で轢かれている狐や狸、
イタチやハクビシンなどの動物を頻繁に目撃している。
本当に、今年の秋は、多い。
人里に下りて来ざるを得なくなった、動物たち。
これが警鐘なのは、明らかなのだが、そう思っていても、
日々の中でやり過ごしてしまう。
「窮鼠猫を噛む」
ってな、故事成語を思い出す。
あまり追い詰めてはいけないのだ。
鼠も熊も人も。
【天候】
終日、曇天。
日暮も早く、いよいよそぞろ寒くなって来て、
街行く人の大半が、ジャケットを羽織っている。
十三夜だが、月見えず。