1027声 遊山の季節

2010年10月23日

今日は、二十四節季の「霜降」。
今、「しもふり」って読んだ方、おそらく数名。
それじゃ、肉になっちまう。
「霜降」と書いて、「そうこう」と読む。
読んで字の如く、この頃には冷気が強くなり、露が霜となって降り始める。
ここまで来ると、「立冬」まではチョイとひとっ走り、と言った感がある。

また、この時期には、山間部が紅葉に染まり始める。
確かに、私は普段、群馬県北西部を移動している事が多いが、
既に薄く、紅葉に染まっている。
つい先日、国内屈指の名所である、日光のいろは坂などは、
平日から渋滞している、とのニュースを聞いた。

今日は、清々しい秋日和の土曜日。
おそらく県内でも、上毛三山はもとより、吾妻峡や高津戸峡、照葉峡などの渓谷は、
見頃を迎え、多くの遊山客で賑わっている事だろう。
今時期から冬季にかけての温泉も、風情豊かな露店風呂が楽しめる。
机の後ろに広がっている、秋の淡い青空を眺めていると、
そんな愉しい想像が駆け巡る。

現在、廻っている茨城県の銭湯も、残す所、
日立市など県北東部地域に点在している。
よって、群馬県から行くには、とても遠い。
もっとも、日帰りで行こうとしているから遠いのであって、
一泊二日で行けば時間的余裕も十分にとれる。
それに比例して、金銭的余裕が無くなって行く。

私はともかくとして、巷は行楽の季節。
群馬県に紅葉狩りに出掛ける遊山客の方がいるならば、
もし、その行く先が、みどり市の高津戸峡ならば。
渓谷沿いの町、大間々に在る、2軒の銭湯を勧める。
その内の1軒、高砂の湯の浴室には、御主人と息子さん作のペンキ絵がある。
その図画が、「高津戸峡」。
地元の名所が描かれているペンキ絵ってのは、とても珍しいのだ。

【天候】
終日、秋日和の一日。