4828声 色合い

2021年06月27日

晴れのち雨。二日酔いで回らぬ脳を強引にかき回し、昨夜の記憶を辿ることからはじまる一日。ろくでもない目覚め。帯に載せる自選十句を見繕う。校正は今回が最終になるため、落ち着いてやる必要がある。なので、後回し。酒は強い意志を持って節制せねばならぬと、肝に銘じる。午後はカーテンを買い行った。布きれでごまかしていた部屋の窓に、やっとカーテンが付いた。これで西日に悩まされずに済む。しかし、西日というのはこうなんというか、郷愁というかなんなのだろうか、あの野暮ったくもしみじみと切ないような、あの色合いの心持ちはいったい。