結社に属している訳でもなし。
同人誌に投稿している訳でもなし。
自分の周辺に、大勢やっている人がいる訳でもなし。
ってのは俳句、の事である。
と言う状況下で、「一日一句」と自らに言い聞かせ、手探りで句作して来た。
助言もあって、今は「一日五句」にしているが、粗製乱造の感は否めない。
その良し悪しをはかるものはなかろうか。
と考えていたのが、今年の晩夏頃。
その時に偶然見つけたのが、「第10回湯河原文学賞」。
「俳句の部」があったので、見つけたその場で一句作って応募してみた。
それをすっかり忘れて、今週初頭。
一通の封筒が、自宅のポストに突っ込まれていた。
差出人は、「湯河原町役場」。
「はて、銭湯の本の問い合わせかな」。
などと考えてつつ、開封して文面に目を通した。
「貴方様の作品が入選作品に決定しました」
と言う事で、来月の表彰式と、当日開催される吟行会に来ませんか。
ってな内容。
「湯河原」ってのは、神奈川県でも屈指の温泉場。
「真鶴」の先で「熱海」の手前。
と言うぐらいの事は知っているが、彼の地に行った事は無い。
群馬県からでは、ちと遠い。
新幹線を利用しても片道2時間強ぐらい、所要時間がかかる。
その当日は別の予定も入っているし。
今の私には、新幹線で往復出来るほど、金銭的余裕もなし。
そして別に、「最優秀賞」と言う訳でもなく、ただの「入選」だし。
さりとて、行ってみたいと言う気持ちも、少なからずあり。
夜寒の机の前で、通知文を眺めながら、未だ決めあぐねている。
【天候】
終日、秋晴れているが北風強く、冷え込みが強い。
日暮には、部屋に暖房器具が必要な気温となる。