1031声 それでも、行くべきか

2010年10月27日

結社に属している訳でもなし。
同人誌に投稿している訳でもなし。
自分の周辺に、大勢やっている人がいる訳でもなし。
ってのは俳句、の事である。
と言う状況下で、「一日一句」と自らに言い聞かせ、手探りで句作して来た。
助言もあって、今は「一日五句」にしているが、粗製乱造の感は否めない。

その良し悪しをはかるものはなかろうか。
と考えていたのが、今年の晩夏頃。
その時に偶然見つけたのが、「第10回湯河原文学賞」。
「俳句の部」があったので、見つけたその場で一句作って応募してみた。

それをすっかり忘れて、今週初頭。
一通の封筒が、自宅のポストに突っ込まれていた。
差出人は、「湯河原町役場」。
「はて、銭湯の本の問い合わせかな」。
などと考えてつつ、開封して文面に目を通した。

「貴方様の作品が入選作品に決定しました」
と言う事で、来月の表彰式と、当日開催される吟行会に来ませんか。
ってな内容。
「湯河原」ってのは、神奈川県でも屈指の温泉場。
「真鶴」の先で「熱海」の手前。
と言うぐらいの事は知っているが、彼の地に行った事は無い。
群馬県からでは、ちと遠い。
新幹線を利用しても片道2時間強ぐらい、所要時間がかかる。

その当日は別の予定も入っているし。
今の私には、新幹線で往復出来るほど、金銭的余裕もなし。
そして別に、「最優秀賞」と言う訳でもなく、ただの「入選」だし。
さりとて、行ってみたいと言う気持ちも、少なからずあり。
夜寒の机の前で、通知文を眺めながら、未だ決めあぐねている。

【天候】
終日、秋晴れているが北風強く、冷え込みが強い。
日暮には、部屋に暖房器具が必要な気温となる。