姪っ子(下)が中学校で美術部に入ったという。先日届け物をしに姉の家に寄ったら、壁に姪っ子(下)が描いたという立体物のドローイングが貼ってあった。うまいとは言い難いが、味がある。
夏休みになり、僕んちに遊びにくるというので、会社に出て行く前に居間に僕が所有する様々な美術関連の図録を広げた。中之条ビエンナーレ関係、アーツ前橋関係、太田市美術館・図書館関係、その他少々。そのほとんどが仕事により関わらせていただいた際にもらったり自分で購入したものだ。主に群馬に集中するが、いつの間にか僕も「アート」についてわりと詳しい方の人になってきた。そういうことを姪っ子(下)にも語りたいが、ウザい気もするのでやめておく。
帰宅すると母が「一番興味もったのは谷保玲奈っている人の絵だった」と教えてくれた。こんなに鮮やかな赤が出るのはなんでなんだろうみたいなことを、姪っ子(下)は母に話していたという。僕は谷保さんのアトリエに撮影に行ったことがある。魚・花・山・海、色鮮やかな谷保さんの絵は、鉱物を削った粉に動物由来の膠をまぜて、キャンバスに塗りこめることで生まれている。思わずLINEで姪っ子(下)に
「それは日本画っていうんだよ」
と送ろうと思ったが、なんとなく送らないままにいて、送るタイミングを逃してしまった。

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