5052声 持続不可能だからこそ

2022年03月09日

寒さも緩み春めいた一日。帰宅すると俳誌がポストに入っていた。国内津々浦々に結社があり俳誌がある。俳句という文芸の裾野の広さを感じるが、やはり近年の高齢化は否めない。新陳代謝しないと存続が危うい結社がほとんどであろう。「持続可能な」というのが、社会的なひとつのテーマになっているが、俳句の結社の大半はもっともかけ離れた存在であろう。しかし、持続不可能な存在が醸し出す美に惹かれてしまうのは、私のやっかいな性分である。