5078声 おとなになるって

2022年04月04日

ベイシア 原町店でふと、「アーモンドフィッシュ徳用」を発見した。「アーモンドフィッシュ」わかるかなー。僕らが小学生時は学校給食で出てきた。右下に描かれたラグビーメットをかぶりサッカーボールをキープし竹刀まで持っちゃってる「ばんのうくん」というキャラクター絵を覚えている同年代もいるに違いない(今の給食でも出てるのかしらん)。

 

給食時は小さな個包装で配られた。子どもながらにして「これは無理やりカルシウムを食わせようっていう大人の押し付けだぜ」と勘ぐってもいたが、小魚(いま、徳用の袋の後ろを見たらこれはかたくちわし(国産)だったんだね)とその味を引き立てるアーモンド、それらの絶妙なカリカリした歯ごたえによって、むしろ好物であった。ただ、入っている量がちょっとなのでボリボリっと食べればすぐに終わってしまう。それ以上食べたいなら、休んだクラスメイトの余りを、給食じゃんけんで勝って手に入れるほかなかった(とうじもスーパーなどで売っていたのかしらん)。

 

もちろん徳用を購入した。430g。なかなかの量だ。1,000円はしなかった。そしていま、これを書きながらボリボリ食べている。すでに個包装にして10個分くらいは食べている。一度に。

 

それなら、子どもの頃の「もっとアーモンドフィッシュを食べたい」という欲求が満たされたかというとそうでもない。それは、その時にしか満たされないものなのかもしれない。つまんないな。いやでもしかし・・「ハウスフルーチェを、家族で等分せずにボウル一杯脇に抱えてかっこめば、満たされる何かがあるかもしれない」とも思っている(続く?)