5090声 夜の風景

2022年04月16日

夜の中之条町商店街を歩く。運動のつもりだが、2回歩いて1週間間が空いて、今日また歩いた。こんな様子では続けられる自信はない。

 

コロナ禍前はもっと歩いているおばさんやおじさんが多かった気がする。まだ気が引けるのだろうか。高崎前橋では多分、夜の人出はある程度戻ってきていると思うが、19時を過ぎれば中之条町商店街は閉店ガラガラの雰囲気、車こそある程度通るものの人の気配はない。散歩コースには3つくらいスナックがあるが、前回たまたま出入りする車と代行を見た。乗っている人の顔はわからなかったが、よろよろと出て行く車を見て、今の時期の飲み歩きも肩身が狭いのかなと勝手なことを思う。

 

今夜は駅前を過ぎたあたりでわいわいと固まってあるく集団とすれ違った。5人、ついで3人、ついで4人くらいのまとまり。ある程度近づいた時点で、日本語を話していないことがわかる。この町や隣町には工場もあるから、働きに来ているベトナムあたりの若者たちなのだろう。日本人は1人もいないようで、なんとなく町の夜の風景が変わっていることを感じた。

 

先日、保護者会会長もつとめたSさんより「10年後には町の出生者は半分になり、その後さらに倍速で下がっていく」という話を聞いた。未婚の42歳の私も少子化に加担はしているのだが、普段の生活には見えない部分で、町というか、日本というか、我々の営みそのものが変わってきている。