5249声 赤飯の焼いたやつ

2022年09月22日

「秋、酒蔵にて」の展示に向けて、沼田市の大利根酒造さんに撮影に行った。撮影といっても、大利根酒造の宣伝を撮るわけではなく、どこかの広告媒体に出すわけでもなく、「日本酒をテーマに、展示に使用する映像を撮らせていただきたい」という非常にぼんやりした依頼。にも関わらず、阿部社長はいつもの外向きユニフォームでもある着物に着替えて、丁寧に話をしてくださった(阿部さんは、県内の有志酒蔵が集まって酒のPRをする「群馬SAKETSUGU」の主要メンバーであり、zoom越しに着物で日本酒を語る姿を僕も拝見していた))。

 

いろいろな話をお伺いしたのだが、1つだけおすそ分け。大利根酒造の「左大臣」は燗付けに向いた酒とのことで、それをぬる燗にした時に一番合うつまみは「赤飯を、油をひかない熱したフライパンに平たく伸ばし、両面をこんがり焼いて、それに粗塩を振ったやつ」なんだそうだ。うわーーものすごく合いそうじゃないか。みなさん、今月の鶴のひとこえは「ぬる燗+赤飯の焼いたやつ」だけ覚えていただけば、あとは忘れて大丈夫です!

 

(これを書いているのは数日後なのだが、この日に当然左大臣の燗のお勧めを1本購入し、中之条の「おてのくのぼ」で赤飯を購入、燗付けして赤飯を焼いて一緒に合わせたら、べらぼうに良かったです)