5523声 凡庸の先

2023年07月23日

来月末に富士山に登りながらの撮影があり(若い時に1度登っているが、体力的に無理かなと思いつつ、長く付き合ってきたグループ関連の撮影なので引き受けた)、付け焼刃であることは十分わかりつつ、仕事前に地元の嵩山に登ってみた。小学生でも登れる低山だが、太ももきついとか、山頂付近では息も荒かったりして先が思いやられた。

下山していてふと何気ない木の枝を見つけた。夏、やや逆光で葉がゆらゆらと揺れている。これを写真に撮る場合、引き画で撮ったのでは凡庸だし味気ない。寄りで撮ることを考えた時に、一部に蜘蛛の巣が張っているのが気になった。これを避けて、逆光でシルエットのようになった葉だけを撮れば映える写真に、あえて蜘蛛の巣をアップで撮れば不快に思う人もいるとは思うがなぜこれを撮る?という疑問符が残る写真となる。

僕の今のニュートラルな撮影したい絵としては、凡庸で味気ない引き画であった。むしろ、その引き画で勝負できなければ(何かに)負けるような気さえしていた。・・と、こんなことを考えていられるのだから今日は余裕があった。来月末までに・・鍛え・・無理・・いやいや・・