太田市を拠点に、本格的な演劇を展開している劇団による「演劇/微熱少年 vol.7 めいく みぃ すまいる、あげいん」の撮影を行った。2021年に行ったvol.1から撮影を担当しているので、長い付き合いとなった。
今回も館林美術館の別館の一室を舞台に変え、ジャンルで言えば何になるんだろう・・ファンタジーとも言えるようなドラマが展開される。撮影は・・難しかった。舞台の中央にはどーんと柱が立っているのだ。それをあまり目立たないように舞台セットを作ることもできるが、今回はむしろその柱によって見えないものが大事、という意味もあったようだ。
映像も良いが、生身の人間が目の前で展開する演劇には、より多く伝わるものがある。余白もある劇なので、提示された物語を見ながら、自分の経験を振り返るという時間もあったように思う(個人の感想です)。公演を立てることはとても大変だが、演劇が身近にない群馬だからさらに、貴重な活動であると思う。