1045声 群馬と七五三

2010年11月10日

今週は街中で、両親と連れ立って歩いて行く着物の子供を、
やたらと目にしている。
と思っていたら、来週の15日が、七五三の日なのである。

七五三と言えば、私もつい先程知ったのだが、群馬県と深い関わりがあるらしい。
今を遡る事、江戸時代。
天和元(1681)年11月15日。
三代将軍家光が、時の館林城主である、徳川徳松の健康祈願の為、
袴着の儀式を執り行ったのが、七五三の始まり。
と言う説が、数ある起源説の中で有力らしい。
この「徳松」と言う殿様は、かの有名な「生類憐みの令」を発布した、五代将軍綱吉の長男。
しかしながら、数え年5歳で夭折している。

現代は、七五三と言えど、神社へお参りした祭に、デジカメで撮って終わり。
わざわざ写真館に出向いて撮影してもらう家族が、減っていると言う。
しかし、記憶を喚起するだけの記念写真でなく、家族の記録としての記念写真は重要である。
それも、写真技術が発達した現代では、捉え方次第なのだが、
写真館での記念写真は、その出来栄えを見て、やはり価値があると思う。

七五三は群馬県に由来がある、とされている事をダシに、
県内の写真館は記念写真撮影を、大いに売り出したらどうだろうかと思う。
徳川家だって、当時に写真技術があったら、きっと最高の一枚を撮っていた筈である。
とまれ、自分自身に七五三の写真があったか、疑わしい。

【天候】
雲多くも冬晴れの一日。
日中北風が強く吹いたが、夕方には止む。