前日まで富山に行っていたから朝から忙しかった。今年は「民藝(民衆的工藝)」という言葉を柳宗悦が唱え始めてからちょうど100年になるらしい。富山には私が民藝に興味を持つきっかけを作ってくれた方がいて今回はその方に会いに行ってきた。「民藝」百年というのは後付けでその方に会いたかった。旅自体久しぶりである。その方は寺の住職で寺は民藝品で溢れている。昔そこにある器を使って料理をさせていただいたことがある。愛嬌と風格を両方兼ね備えたような素朴な器たちは料理を丸ごと受け入れている気がした。その時以来、対象を問わずソウイウモノに惹かれるようになってしまった。確か2012年のことじゃないかと思う。私は39才だった。

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