「よなよなひとりもん」
と銘打つ、群馬の一人暮らし、独身者に焦点を当てた催しが、
明日、ほのじで開催される。
「開催される」などと、客観視しているが、私。
主催する人間、二人の内の一人である。
ひとりもんの身軽さ故か。
いや、土曜日の晩に行き場所が無いだけか。
予想を上回る参加者が、集まった。
ひとりもんたちを、よなよな集めて、何をしようと言うのか。
何、と言う事は無い。
例えて言うなら、なんであろう。
太宰治(著)の「パンドラの匣」に出てくる、
「健康道場」での、挨拶のやりとり。
「やっとるか。」
「やっとるぞ。」
「がんばれよ。」
「よし来た。」
の様なもの。
局所的すぎて、甚だ例えとしてはよくないが、
思い浮かぶのは、それである。
齢三十を超えたひとりもんたちが集まって、
「こんばんは」
なんて、ちとバツの悪い状況。
なんて思わずに、健康的な挨拶を交わし、
情報を交換する。
そこで確認できれば、よいのではないか。
地方都市に住むひとりもんだって、日向を歩ける。
と言う事を。
【天候】
早朝まで小雨模様。
その後、回復し雲間から陽射しが降る。
時折、浮浪雲が雨を降らして行く、
台風禍のごと不安な空模様。