1076声 「暑」よりも「冷」

2010年12月11日

昨日から高崎市の榛名湖では、
今月の26日まで開催される、「榛名湖イルミネーションフェスタ2010」が始まった。
と言う記事が、今朝の新聞各紙の紙面で、大きく紹介されていた。

私も二年前に観に行って、夜の湖面を彩る、
幻想的な光の競演に楽しんだ。
榛名湖畔は、闇が深く空気が冴えているので、
イルミネーションの光も街中と違って、鮮明に見える。
鮮明に見えるのだが、見ているのが、少々つらいかった。
途轍もなく寒かったから、である。

観に行かれる読者諸氏は、是非、完全防寒で行かれたし。
それだけ寒いって事は、勿論、峠道の路面凍結などが懸念される。

そう言えば、先だって、「今年の漢字」が京都の清水寺で発表された。
寛主が大きな筆を両手で振るって書きだした一字は、「暑」。
確かに、今年は猛暑を通り越して酷暑つづきの、暑い夏だった。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
って諺の通り、あんなに暑かった夏も、師走となった今では印象が薄く感じる。
「冷え込む経済情勢」だとか、「就職氷河期を超えた」とか。
そう言う類の「冷」を連想させる見出しを、
毎日のように目にしてきた影響も、あるだろう。

【天候】
終日、穏やかな冬晴れの一日。