来週は、最終週である。
つまり、年の瀬で、土曜日が2010年の大晦日。
新聞やテレビでは、今年一年を振り返る特集が組まれ、
気の早い街中には、松飾りが出され始めている。
翻って、私自身の今年一年。
この、日刊「鶴のひとこえ」のバックナンバーを見返すと、
大掴みに、一年の記憶が甦って来る。
まず、今年の初め。
毎年の如く、俳句ingにも行っていたのだが、
特筆すべきは、「群馬伝統銭湯大全」の刊行であろう。
あらゆる面で、個人的に瀬戸際状態での、製作及び出版となった。
しかし、全国津々浦々の銭湯フリークの方々や、銭湯経営者の方。
様々な人に購入して頂く機会に恵まれ、振り返ると、とても感慨深い。
続いて、中頃。
群馬の郷土誌「上州風」に、銭湯にまつわる特集を書かせてもらった。
高崎市のフリーペーパー「ちいきしんぶん」紙上で、
「ぐんま源泉一軒宿」(上毛新聞社)の著者、小暮淳さんと、
「湯」の対談をした。
小暮さんは最近、「群馬の小さな温泉」と言う新刊を出版された。
細かに記して行くと、膨大なので省くが、
何かと、銭湯関連の動きが多かった。
初旬に本を出したので、全てその関連である。
そして、後半。
夏ごろから、更に俳句に深くのめり込んで行った。
毎日句を作り、句会に参加し、たまたま「湯河原文学賞」を知り、
俳句の部に応募してみたりした。
たまたま、句が入選して湯河原の地へ行く事も出来た。
「第6回銭湯ナイト」では、有り難い事に本を販売させて頂く機会を得た。
年間を通して、群馬県に留まらず、隣県の銭湯へ出掛けていた。
群馬県立女子大学の「群馬学リサーチフェロー」になったので、
その関連でも、銭湯の事を、図書館などで調べていたり。
ともかく、何かと、生活の中で銭湯カテゴリーの締める割合が多い。
そう言えば、その合間を縫って、人前で、ギターや三味線を弾く機会も得た。
以上。
極私的ではあるが、2010年を振り返ってみた。
良い事ばかりを羅列した。
悪い事も沢山あった、が、大半が忘れてしまった。
そう言えば、夏祭りで財布を落としたのは、いささか、滅入ってしまった。
今年のとどめに、来週28日に新聞一紙に掲載予定がある。
それも、銭湯関連。
俳句の事がちょこっと、載るかどうかは分からないが、
始まりと終わりが、銭湯と俳句であった。
来年も、また、何か面白い事ができたら。
いや、必ずやると言う、心積もり。
【天候】
終日、冬日和。
晴れて、冷え込みが強い。