1091声 2010年総まとめ

2010年12月26日

来週は、最終週である。
つまり、年の瀬で、土曜日が2010年の大晦日。
新聞やテレビでは、今年一年を振り返る特集が組まれ、
気の早い街中には、松飾りが出され始めている。

翻って、私自身の今年一年。
この、日刊「鶴のひとこえ」のバックナンバーを見返すと、
大掴みに、一年の記憶が甦って来る。

まず、今年の初め。
毎年の如く、俳句ingにも行っていたのだが、
特筆すべきは、「群馬伝統銭湯大全」の刊行であろう。
あらゆる面で、個人的に瀬戸際状態での、製作及び出版となった。
しかし、全国津々浦々の銭湯フリークの方々や、銭湯経営者の方。
様々な人に購入して頂く機会に恵まれ、振り返ると、とても感慨深い。

続いて、中頃。
群馬の郷土誌「上州風」に、銭湯にまつわる特集を書かせてもらった。
高崎市のフリーペーパー「ちいきしんぶん」紙上で、
「ぐんま源泉一軒宿」(上毛新聞社)の著者、小暮淳さんと、
「湯」の対談をした。
小暮さんは最近、「群馬の小さな温泉」と言う新刊を出版された。
細かに記して行くと、膨大なので省くが、
何かと、銭湯関連の動きが多かった。
初旬に本を出したので、全てその関連である。

そして、後半。
夏ごろから、更に俳句に深くのめり込んで行った。
毎日句を作り、句会に参加し、たまたま「湯河原文学賞」を知り、
俳句の部に応募してみたりした。
たまたま、句が入選して湯河原の地へ行く事も出来た。
「第6回銭湯ナイト」では、有り難い事に本を販売させて頂く機会を得た。

年間を通して、群馬県に留まらず、隣県の銭湯へ出掛けていた。
群馬県立女子大学の「群馬学リサーチフェロー」になったので、
その関連でも、銭湯の事を、図書館などで調べていたり。
ともかく、何かと、生活の中で銭湯カテゴリーの締める割合が多い。
そう言えば、その合間を縫って、人前で、ギターや三味線を弾く機会も得た。

以上。
極私的ではあるが、2010年を振り返ってみた。
良い事ばかりを羅列した。
悪い事も沢山あった、が、大半が忘れてしまった。
そう言えば、夏祭りで財布を落としたのは、いささか、滅入ってしまった。
今年のとどめに、来週28日に新聞一紙に掲載予定がある。
それも、銭湯関連。
俳句の事がちょこっと、載るかどうかは分からないが、
始まりと終わりが、銭湯と俳句であった。
来年も、また、何か面白い事ができたら。
いや、必ずやると言う、心積もり。

【天候】
終日、冬日和。
晴れて、冷え込みが強い。