1093声 年末駘蕩

2010年12月28日

今日は御用納め。
今日で仕事納め、と言う勤め人の方も多いだろう。

昼、行きつけの食堂でラーメンを啜っていると、食い納め。
と言わんばかりに、隣の工業団地に勤める人たちが、押し寄せて来た。
どかどか来て、定食をがつがつ食って、さっさと出て行く。
誠に、爽快な食いっぷりである。

その一団が去って行った、午後一時近く。
今度は、既に年末休暇に入っているのか、
人生の休暇を謳歌しているのか。
暇な御仁たちが、ぽつりぽつりと来る。

角に座っている人の注文は、まず瓶麦酒と餃子。
斜向かいに座っている人は、モツ煮と温めに燗つけた酒。

「おばちゃん、じゃあ、俺もお銚子一本」
これ以上居たら、その言葉が口からこぼれそうだったので、
早々に、年末の挨拶を済まして、店を辞した。

年末の街中は、なんだか駘蕩とした空気が漂っている気がする。
元気が無いだけなのか、市井から年末感が薄れているのか。
「嵐の前の静けさ」
ではないと、良いのだが。

そう言えば。
先日、新聞社の方から得た情報によると、最近、
県内の銭湯がまた一軒、暖簾を下ろしてしまったとの事。
これで、県内に残る銭湯銭湯の数は、27軒となってしまった。
来年も、自分にできる事を、やってみるつもりである。

【天候】
終日、冬晴れの一日。