金曜日に記す。
昨日は、素竹先生宅での定例句会。
句会は夜に行われ、自宅に帰って来ると、
もう、日付変更線を越えている。
季題は未だ冬。
先生宅は小高い丘に位置しているので、
冬銀河も夜景も、一望にできる。
よって、季題には困らない。
昨夜は一つの季題、例えば、昨夜の私は「星」。
つまり、「冬の星」だとか「凍星」、「冬銀河」に、
主な焦点を当てて句作した。
自分と季題との関係。
季題と地球との関係。
隠喩と暗喩との関係。
抽象と具象との関係。
関係者各位が多すぎて、思考は散漫。
おまけに、体が冷えてしまったので、玄関へと戻った。
戻って行く途中、キラリと流れ星。
の如く、脳内に一閃して、句が生まれた。
大方の、私のおぼろげな句などは、こう言う時にできる。
何か、作りたい句があって、それがずっと、形にならないでいる。
或る時、ふとした瞬間に、それが形になり、句が生まれる。
そう言うのを、「授かる」と、言うらしい。
それはどうも、「授かる気満々」で居ては、駄目らしい。
【天候】
終日、穏やかな快晴。