1128 仲入りの2月

2011年02月01日

今日から2月である。
だから何と言う事も無いのだが、
それも2月と言う月の影の薄さかも知れない。

歳時記の二月は薄し野に出づる  佐伯哲草

と言う俳句に、象徴されるように。

冬が終わって、春が始まる前の、小休憩。
落語で言えば、仲入り。
と言っては、2月好きの人や2月生まれの人が怒るかも知れないが、
実際に、そう言う感がある。

しかし、この、小休憩や仲入り。
大変、重要であり貴重な時間である。
落語の場合だとそれぞれに、席を立つ人が多い。
トイレに行ったり、電話をしたり、また、席で弁当を掻き込んで居たり。
それから、出番もいよいよ深い時間となり、
お目当ての真打ち登場、と相なる。

だから私は、例え2月でも、薄い歳時記を持って、野に出るつもりである。
真打ちの芸に、期待を込めながら。

【天候】
終日、快晴。
冬型の気圧配置がゆるみ、やや暖か。