1144声 俳句の小宇宙

2011年02月17日

日本人として、快挙。
と言う旨の、報道が打たれた。
その内容は、宇宙飛行士である若田光一さんの、
ISSのコマンダー就任が決まった。
と言うもの。
どんどん私たちの生活にも、宇宙が近づいている心持がして、
ごく控えめに、心が躍った。

この「ISS」てぇのは、「国際宇宙ステーション」の事で、
そこの「コマンダー」てぇ役職は、「船長」と言う事。
つまり、これは私の大掴みな解釈だが、言うなれば、国際線宇宙駅の駅長。
そう考えると、一層、感服する。

日本中が若田さんに注目していたのは、何と言っても、
2009年の宇宙船「ディスカバリー」の時だろう。
日本人初となる、長期宇宙滞在と言う事で、連日テレビ中継などで、
宇宙からの元気な姿が映っていた。

若田さんがコマンダーとして宇宙へ行くのは、2013年。
その頃もまた、テレビ中継で、見られるだろう。
民間人が宇宙旅行できる日が来たら、
日本から初めて宇宙へ行く俳人は誰だろうかと、思い馳せている。
宇宙からみた、あの綺麗な地球を、季節の無い宇宙で、どう詠むか。
それこそ、俳句史に残る一句になるだろう。
有季、無季どころか、歳時記もへったくれも、超越している宇宙で、俳句。
考えただけで、一寸、放心。

【天候】
曇りのち晴れ。
夕方より、雲多し。