1147声 たからクラブ

2011年02月20日

再訪である。
秩父には、先々週訪れた。
その時に入浴した2軒の銭湯へ、今日も入浴してきた。

まずは、東町の「クラブ湯」。
女将さんに前回の訪問を覚えていて頂いており、
早速、写真を撮らせて頂く。
はしご湯。
と言う事が脳裏に有り、鴉の行水で、手早く入浴を済ませる。
「俺も早いけど、あんちゃんはもっと、早いねぇ」
と、気さくな常連のおやっさん。
女将さんも、常連さんも、人見知りの無く、
他所者の私にとって、非常に心の和む銭湯である。

コートの襟を立てて、足早に、道生町の「たから湯」を目指す。
早い時間だが、相客多数でとても盛況である。
浴室へ入り、カランに腰掛けるべく近づくと、脇からコロンコロンと、
転がって来る物体。
止まって、凝視すれば、それは、入れ歯。
厳密に描写すれば、上顎の総入れ歯である。
「はぁ、わるひねぇ、ふへへ」
と、口をふかふかさせながら、入れ歯を拾うおじいちゃん。
一寸、間を置いて、そのおじいちゃんと2人して、爆笑してしまった。

旧市街に2軒の銭湯。
それは、みどり市大間々の、「高砂の湯」、「千代乃湯」に似ている。
などと、群馬県内の銭湯と照らし合わせながら、帰路へ着いた。

【天候】
終日、曇りがちなるも、穏やかな晴れ。