1156声 胸を張って背中を丸める

2011年03月01日

雨のまま、今日から3月。
年度末って事で、世間が何かと慌ただしい季節。
個人的には誕生日月なので、またひとつ年を重ねるのかと、
感慨深い月である。
私など、もうこの年になれば、誕生日など嬉しむべき日でなく、
忌むべき日である。

「若年寄」だとか、「老成している」。
はたまた、「爺臭い」などと、知人から言われている。
それは、若い時分から、私の趣味嗜好が、
「銭湯」や「俳句」などに拘泥している事に、起因している。

自分が「若い」と言う立ち位置で、それらの対象と接してきたが、
これから先、「そんなに若くもない」と言う立ち位置に移行してゆく。
もっとも、それはごくゆっくりとであるが。
そして、その立ち位置で接する、銭湯や俳句、友人知人、未だ見ぬ人たち。
それら数多との関わりの中での、自分、と言う奴に、少々興味が有る。

「まだ若い」と、胸を張るのか。
「もう若くない」と、背中を丸めるのか。

恋猫の恋する猫で押し通す (永田耕衣)

と言う手もあるな。

【天候】
朝より曇天。
昼から夕方にかけて、一時雨。